今宵逢う人みな美しき

綺麗なモブになりたいジャニオタの独り言

ガラス張りの「Fake it」―嵐「Fake it」読み解きエントリ―

 

こんにちは。かすみです。早速の本題ですが「Fake it」めっちゃよくないですか。いいですよね。いいですよね?!?!好きすぎて聴く度に興奮してます。

最初は単純にメロディラインと音が好きでリピートしてたのですが、その内聞き取れるようになってしまった「ガラス張りの愛を眺めて」のワンフレーズに心臓撃ち抜かれました。「ガラス張りの愛」って…手、届かなくない?触れられなく、ない……?えっそれってつまりそうい……えっ

 

そんな感じで歌詞カード眺めてから三時間ほど気絶している間に、なんと「Fake itの歌詞解説エントリが読みたいです」とのお言葉を頂きまして。別で書いてるエントリと同時進行でやりますウフフ~とか優雅にお返事したけど、内心それどころではない

やばい、またとんでもない曲が嵐の作品群に加わってしまった…これはマズイ……なんてことが…Oh my GOD、、、、、、という気持ちでいっぱいです。

そんな経緯はまぁ置いておいて、早速やりましょう。中身に関しても色々話したいことがあるので、世間話はこの辺で。

 

 

Fake it

作詞:HIKARI
作曲:Kevin Charge,HIKARI
編曲:Kevin Charge

 

歌詞解説を始める前に、わたしは作詞者・作曲者・編曲者について熱く語りたいことがあります。

まず作詞・作曲をされているHIKARI氏。皆様こちらの方が他に何を書いてくださっているかご存知ですか。この方が作ってらっしゃる他の曲と言えばこちらです。

www.mist-storm-177.xyz

 

神かよ

 

そして作曲欄にはHIKARI氏以外にもお名前が御座います、Kevin Charge氏。こちらの方もまた、嵐に曲提供してくださってます。それがこちらです。

www.mist-storm-177.xyz

 

だから 神かよ

 

多くを語らずとももう分ったでしょう。あっこいつゼッテー好きなタイプの曲じゃん、と。もちろん他にも書いてくださってます。他にもHIKARI氏は「BORDER」や「unknown」を、Kevin Charge氏は「supersonic」や「Under the radar」などを。だから神なのかよ

 

一生足を向けて眠ることの出来ないお二方が組み、一曲書いて編曲して、それを嵐に下さったわけですよ。まさかこんなことが起きるなんて思ってなかった訳ですよ。これを知った瞬間は気絶しましたよね(また?)

そりゃ好きですよ。ていうか嫌いな曲になる訳がない。こんなにトップオブ好きな曲書いてくださってるお二方の作る曲ですよ、わたしの中の嵐の好きな曲ランキングが大いに揺るがされる曲が出来てしまうに決まってるじゃないですかこんなの!!こんなのって!!罪深い!!罪深すぎる!!!そんな!!!!無理です!!!!!!

以下でつらつら話しているから当然歌詞も好きなんですけど、音も当たり前にめちゃめちゃ好きです。歌割も好きだし。「分かってる でも もう遅すぎるんだ」が二宮くんのパートになってるのとかほんとにめっちゃ好きだし…「本音に裏打ちされた イビツな感受性 l rather like it」が二宮くんなのもほんとうに最高だし…英語のパートがエフェクトかけられた潤くんなのも本当にお前分かってんな!!って感じだし……どこをどう聴いても好きすぎる…最高 ありがとう

 

………すいません、つい…興奮してしまって……書き過ぎました…

真面目に歌詞読み解き始めます。ハイ。

 

 

Yeah…Just fake it

さて、タイトルにもある「Fake it」が早速登場です。Fake自体は偽物や嘘といった意味になりますが、「Fake it」という言葉の場合は "虚勢を張る、(出来る)フリをする" という使い方をします。そう、ただ虚勢を張っているだけだよ、というこの歌の主人公である僕の台詞です。

 

何か確かな言葉 欲しがる僕と はぐらかす君
蓋し象徴的な 二人の関係性  l rather like it

「rather」は "寧ろ、かなり" といった意味を持ち、その後の「it」はこの文の前にある「二人の関係性」を受けていると思われます。すると「l rather like it」は寧ろ僕はそれが好きなんだよね、という言葉になりますね。この言葉、果たして本心なのでしょうか。それこそ「Fake it」なんじゃないかなーとわたしは思います。独り言というよりは、目の前の君に向けて投げかけた言葉かなと。

つまり、二人の関係性を保証する恋人という言葉を欲しがる僕と、その解答をはぐらかして聞こえてないフリをする君。おそらくこの二人の関係性は友達以上恋人未満、もしくは遊び以上本気未満。そんなところでしょう。

「蓋し」は "まさしく、確かに" や "もしかしたら、万が一" という意味を持ちます。確かに遊び以上本気未満という言葉は僕たち二人の関係性を象徴的に表しているし、まぁ僕は寧ろ好きだけどね、と強がっているのかなと思います。どちらにしても100%愛と幸せであふれた状態ではないことは確かそうです。

 

初めからEvenじゃないくらいは
分かってる でも もう遅すぎるんだ
どうしようも無いほどに今じゃ 君に惹かれてる

 「Even」は "同じ、均等な、均一の" という意味なので、「初めからEvenじゃない」ということは元々対等な状況の友達ではないのだろうなと。上司や部下、先輩と後輩などの上下関係が無ければEnenなはずだし、もしEvenならばそもそも普通の友達のはず。でもここで「~じゃないくらいは分かってる」という言い回しを選ぶということは、本来対等であるべきだったのにそうではなかった、という意味合いを持っているのかな、と思いました。

そしてそうやって本来なら対等であるべきだったのにそもそも最初から対等ではなかったし、その力関係を越えていくようなことがあってはならなかったことも分かっているけれど、もう遅いんだ、と言っているのでしょう。そしてどうしようもなく君に惹かれてしまっている、と訴えています。

まぁつまるところ、多分相手には既に恋人がいるか、出会った段階で僕には君に対する好意があったけど君は僕に対する好意がない(=状況がEvenではない)ということが分かっていながら、それでもどうしようもなく惹かれているよということでしょう。

 

If you number your lover どの辺りにいる
ダメだ ご無体だ l go insane

ここに出てくる「number」は "順位付けをする" という意味だと思われるので、「If you number your lover」はもし君が恋人に順位付けするなら僕はそのどこに入ることが出来る?という僕の疑問だと思います。そしてそれを知ったあとに「ご無体」、つまり "無理"  "蔑ろ" にされていることを知って、無理だ、ちっともその範囲に入ってなんかいやしないと嘆いています。更に「insane」は "正気ではない、気違いじみた" という蔑称に値する言葉です。それを踏まえると「l go insane」は、気が狂ってしまいそう、頭おかしくなりそう、という僕の嘆きであるととれます。

僕ら二人の曖昧な関係性だって別にいいよ、寧ろ好きなくらいだし、と虚勢を張っていたにも関わらず、いざ相手の中の上位にランクインしていないことを突き付けられてしまったら「気が狂いそう」と感じてしまうほどかなり不安定な精神状態になっている。よっぽど狂わされているとしか思えません。

 

So I need you baby
Come and love me, kiss me, kill me このまま
側にいるだけでも 構わないから

「So I need you baby」は訳しやすいですね。僕には君が必要なんだよ、ねえ(愛しい人)という呼びかけです。ねえ聞いてよ、みたいなニュアンスで訳してもいいと思います。そして「Come」のこっち来て、「love me」の僕を愛して、「kiss me」のキスして、「kill me」の僕を殺してと、僕からの要求が続きます。細々しく遠回しな言葉を選ばずに短文で明快な表現をしているのを見て、その必死さが伝わってくるようで胸が苦しくなります。いっそ痛々しい。

それから最後の殺しては、君の愛で・君のキスで、に対する直喩表現なのかな…と。本当に殺してくれた方が一層楽なのに、みたいな気持ちだったらしんどすぎてわたしが死んじゃう(生きてよ)

 

君が望むなら I’ll be waiting in the line
ガラス張りの 愛を眺めて

「I’ll be waiting in the line」の「line」は "境界線" のニュアンスを持つ言葉かと思います。恋愛関係でよく言う、一線みたいな意味合いかな。直訳すると「わたしはそのラインで待つよ」となりますが、意訳して君が決めたそのラインの手前で僕は大人しく待っているよ、という言い回しでもいいかなと思いました。

そしてここで出てくる「ガラス張りの 愛を眺めて」です。ガラス張りということは、街中で見かける百貨店のショーウィンドウや高価な美術品を展示している美術館のように、手を触れてはならないもの、簡単には手に入らないものを意味するものだと思います。百貨店?金で殴れば手に入る!とかいう汚い大人の発言はやめてください!それ大人オタクの悪いところ!!こら!コスメオタク!静かに!!

 

ゴホン。取り乱しました。

直接手で触れることの出来ない綺麗なガラスの向こうに飾られている君の愛に僕は憧れて、ただ見惚れている。見惚れることしか出来ないから。そのガラスに触れずに、壊さずに、僕は君の望むようにガラスの前で大人しくしているよ。そんな風に前文を意訳すると繋がりが良いかなと思います。

 

Yeah, won’t you please
Fake it, fake it, fake it その場限りの夢でいいよ
Fake it, fake it, fake it 君がくれるなら 抗う理由はない
どんな痛みも消してしまうから

「won't you please」は直訳で「あなたは~をしないでください」というお願いの言葉です。大事なのはその~の部分ですね。

前後の文脈や物語全体から想像するに、ここでの~は「真実を伝えること」なのかなとわたしは思います。これだと少し分かりにくいですね。

曖昧で前に進むことの出来ない、ともすれば一瞬で無かったことにもなってしまう危うい関係を壊すものとは、一体何なのでしょう。第三者からの干渉?介入?世間からの批判?僕から君に対する言葉がそんな外部の力でどうにかなる程度の気持ちではないのは確かだと思います。でもその気持ちをいとも簡単に壊してしまうものがあるとすれば。

それこそこの関係を良しとも悪しともしない君の態度ではないのかなとわたしは考えます。もし良しとするなら「Sugar」のように二人の関係性は進んでいると思うし、悪しとするならとっくにこの曖昧な関係性は破綻しているのではないかと思います。それでも尚この関係が続いているのも、全て君のどっちつかずの態度があるからこそ。嫌いとも言わないけれど、愛しているとも言わない。全てを知ろうともしないし、全てを曝け出してくれもしない。一線を越えることも望まないけど、拒否もしない。だから僕はガラス張りの愛を眺めることしかできないし、君が言うなら一晩中だって待っていられるよ、と僕も強がっていられるのでしょう。

でもここではっきりとした態度を取られてしまったら、僕はもう君の事を待つことすら出来ない。ショーウィンドウに飾られた君の愛を眺めていることも許されない。それなら曖昧なままでいい。真実(ホントウ)のことなんて知りたくもない。だから君のホントウの気持ちなんて僕に聞かせないで…

という感じなのかなぁ。と思いました。長い。

 

繰り返される「Fake it」は 、知ってるよ、わかってるフリしてるんだ、強がってるだけだけど、という必死な僕の弁解にも聞こえます。君とのこの関係も幻覚の愛も全部消えてしまうその場限りの夢でいいし、それを君が僕に与えてくれるのならなんにも文句なんかないよ、それだけで僕は十分なんだよ、それがあれば気が狂いそうな痛みも悲しみも全部帳消しになってしまうから…という感じですかね

 

Ah…
形あるもの皆 朽ち果てるのと 煙に巻く君
本音に裏打ちされた イビツな感受性 l rather like it

なんだか「Sugar」でもこんな言い回しありましたね。「形ある物などもう要らないって」と「いつかは2人も星屑になるの」と。多分HIKARI氏の好みなのかもしれませんが、「Sugar」しかり「Fake it」しかり、どちらも相手からの諦観の念を含む言葉です。どうせ物なんかあったって、目に見える形あるものを信じようったって、いつかは終わってしまうのだから、と。

どちらも物や形など物理的に認識できるものに対して諦めているかのように話していますが、その核心はおそらく目に見えないものに対しても抱いている感情なのかなと思います。目に見える物はいつか朽ち果ててしまうのよという言葉を自らの価値観として提示したものの、僕はその本音の裏にある感覚を嗅ぎ取って「君は恐らく真実の愛なんてもの信じちゃいないんだろう」と予想したのだと思います。一人に対して真摯な愛を注がないのはただ欲張りなわけではなくて、そんなことをしても100%の真摯な愛が返ってくることなんかないからよ、という歪んだ感受性から生み出される言動を思うと少し胸が痛みます。

そしてまた僕は言います。「l rather like it」、寧ろ僕は好きだけどね、と。ゆ、ゆがんでる……

 

lf you don’t know me by now 全部曝したっていい
ダメだ Unfairだ I lose my mind

単語自体特に変わったものや聞き慣れないものを使っているわけではないのでこのまま訳してしまいますが、「lf you don’t know me by now」は「もしあなたが今の僕を知らないのなら」となります。わたしの解釈とはほとんど相違ないのですが、まぁ訳すなら、もし君が今の僕の気持ちの全てを知らないんだったらが的確かなと。そうしてそのすべてを君に明かしてしまったって構わない、と言っています。

でもその直後に、やっぱりダメだ、そんなの不公平だ、と嘆きます。自分だけ気持ちの全てを明かして虚勢を張るのをやめて素直に君の事を乞うなんて…とでも思っているのでしょうか。そして「I lose my mind」、「正気を失ってしまうよ」と続けて言っています。先述に揃えるならここも気が狂いそうとするのがいいですかね。

君の愛が欲しいと思っている僕の本当の姿を君に曝したって構いやしないよ…ううん、やっぱりダメだ、そんな不公平なことしたくない、でももうこんな状況耐えられない、気が狂ってしまいそう(それでも強がることをやめられないんだ)。相変わらず不安定ではありますが、前半よりも彼女の愛を欲しがっているようにも見えます。

 

So I need you baby
Come and love me,kiss me,kill me 今さら
出会う前になんて 戻れないから

前半部分は1番の解説部分でも訳しているので省略しますが、ここでも僕には君が必要なんだよ、ねえ、こっち来てよ、僕のこと愛して、キスして、…殺して、と君の愛を乞うている様子が窺えます。

そして今更二人が出会う前に戻ることなんて出来ないのだからと、現在の状況を嘆いているようで相手に対しての説得の言葉にも聞こえる言葉がチョイスされています。勿論これも心の中でしか言えないんでしょう。強がってばかりの僕には。

 

君が命ずなら I’ll be waiting up all night
報われぬ 愛を数えて

「I'll be」は "わたしは~になる" 、「waiting up」は "待っている" で、「all night」は "一晩中" なので、「わたしは一晩中待っている」という意味になります。君がそうしろというなら僕は一晩中だって君のこと待ち続けるよと意訳したいところですね。

会いたいという連絡を待つのか、君の愛が僕に向くのを待つのか、そしてその命じられた一晩中という時間の区切りは一体いつまで続くのか。そんなことの真偽も分からないのに、その長い長い待ち時間の間中、報われない愛の数を数えて待っているからね、と言っています。病んでる。完全に病んでる。

報われない愛は多分、今まで君に向けて投げたけど返ってくることのなかった愛の言葉とか、愛を示した態度とか、もっと危うい関係であったなら逢引をした夜の数とか。そんな報われることのなかった過去を振り返って指でなぞって数えて、そうして愛しい君の事を待つね、と言っているのだと思うと、この短い言葉にとてもゾッとします。

 

No, won’t you please
Fake it, fake it, fake it 偽りの情愛でいいよ
Fake it, fake it, fake it 君が好むなら 躊躇う理由はない
道化師だって演じ切るから

ここの「won’t you please」も前半と同じです。ただここで少し違うのは、一番が「Yeah,won’t you please」だったことに対し、2番は「No,won’t you please」になっているところです。この「No」という強い拒絶の言葉が付くことによって、1番の状況よりも僕の「真実の事なんて言わないで」という気持ちが協調されているのかなと思います。ずっと受け身で強がり続けてきた僕の唯一の抵抗とでも言いましょうか。

そしてここの「Fake it」に関しても前半部分と同じ訳し方をしたいと思います。知ってるよ、わかってるフリしてるんだ、そう強がってるだけだけど、偽りの愛でいいよ、君がそれを僕に与え続けることを選ぶのなら僕がそれを享受するのを躊躇う理由なんかありはしないから。…本当は君の愛が、慈愛が欲しいのに、それを得ることが出来ないことは分かっているから、いっそ偽物だって構いやしないさ、と虚勢を張っています。

「道化師」は "滑稽な芸を演じる人、それを職業とする人、ピエロ" といった意味を持ちます。勿論そのままの意味で使っているわけではなく、君に愛してもらえないことも分かっていて、それでも与えられる偽物の愛に僕は喜んで、そして傍から見たら滑稽にも見えるこの様だって演じ続けて見せるよというニュアンスを持つのだと思われます。

 

Sol need you baby
Come and love me, kiss me, kill meこのまま
側にいるだけでも 構わないから
君が望むなら I’ll be waiting in the line
ガラス張りの 愛を眺めて


So I need you baby
Come and love me,kiss me,kill me 今さら
出会う前になんて 戻れないから
君が命ずなら I’ll be waiting up all night
報われぬ 愛を数えて


Yeah, won’t you please
Fake it, fake it, fake it その場限りの夢でいいよ
Fake it, fake it, fake it 君がくれるなら 抗う理由はない
どんな痛みも消してしまうから

ここは1番2番共に繰り返しとなるので、詳しい解説はまた上にスクロールして読んで頂けたら、と思います。

この曲の歌詞読み解きは以上となります。

 

 

 

う~~~~~~~~~~~~~~ん しんどい

 

正直この二人の関係性が「友達以上恋人未満」や「遊び以上本気未満」といった言葉で表現するに足る微妙な関係だろうということは分かったのですが、「Sugar」の時ほど決定的に背徳行為であるところまでは掴めなかったな…というのが、これを書きながら抱いた一番素直な感想です。

 

タイトルの「Fake it」の強がる・虚勢を張るという意味も、別に不貞行為の最中でなくとも適用されることはあるだろうし…と思うは思うのですがしかし、この二人の関係性を単純な「愛に発展する前の二人」とするには、あまりにも精神の健全性が足りないような気がしてなりません。もし健全なのだとしたら「ガラス張りの愛」がもう少し違う表現でも良かったのではないだろうか…などと邪推してしまいます。単純に手が届かない綺麗なものとするには、簡単に手が出せない、元々は他者の物である憧れの品感が強い気がしてしまって。

あと随所に出てくる「気が狂いそう」という言葉も、ただ単純に「好きな人が振り向いてくれない!」という気持ちであったなら選ばれないような気もします。ご無体という言葉で表現されるように自分の存在が蔑ろにされてしまっているにも関わらず、君から与えられ続ける偽物の愛を偽物と解っていながら享受する様子もそう。

君からの「一線を越えないで」「一晩中だって待ってて」という、ある種拒絶を含んだ待機命令を出した時に「君が言うならいくらだって」と受け入れてしまう様もそうですよね。恋愛における健全性はそこにはないような気がします。まぁ恋愛に限らずともって気もしますけど。

 

最後の繰り返し部分の「ガラス張りの愛を眺めて」の後に音が全部プツッ…と途切れる感じもまた、なんというか…胸が張り裂けそうになる間というか。熱くも悲しく冷たい視線でガラスケースの中にある愛を眺めている横顔が見えるようで、すごく好きだけどとてもしんどい気持ちになります。

オタクだからすぐしんどくなるのが常なのですが、この曲を聴いていて一番胸がキュッとなるのは、繰り返し部分の「ガラス張りの愛を眺めて」の歌詞かもしれません。

 

は~~~~好き、しんどいけどめっちゃ好き

 

 

さてはて、毎度やっている個人的な解釈エントリですが、今回も楽しんで頂けたでしょうか。

もう最近の嵐はどんどん進化していっていて、かっこいい曲が生まれすぎなので本当に大変です。他にもやりたい曲がたくさんあるよ…さーくるとか……(小声)

それでは!読んで頂きありがとうございました!かすみでした~

 

かすみ(@mist_storm_1723)