今宵逢う人みな美しき

綺麗なモブになりたいジャニオタの独り言

嵐の「untitled」及び「未完」にワクワクが止まらないオタクの話

 

今日は何て事のない、ただ「オラわくわくすっぞ!」な話をしにきました。

 

来る2017年10月18日に、嵐のニューアルバム「untitled」が発売になります!めでたい!お祝いのお赤飯を炊こう!イエーイ!
というのはアルバムリリースが決まった時点でやっておけって話なんですけど

遡ること3週間、2017年9月24日のbaystormにて「untitled」リード曲の「未完」が初披露されました。
二宮くんどころか公式から「この日に流すよ~聴いてね~」という予告すらなかったあの日の一大事件に、わたしを始めとするオタクたちは大混乱。TLが大騒ぎです。

リード曲かっこいいね~!!相変わらず嵐はカッケ~な~~!!

 

 

…………………ちげー!!!!!!!!!わたしはそんな生ぬるい感想を言いたいんじゃない!!!!

 


というわけで、発売が待ちきれないオタクが妄想を織り交ぜて「『untitled』が楽しみすぎて吐きそう」という話をします。

 

 

 

 

今回「未完」が初披露となってTLでたくさん見かけた言葉があります。

「Endless Gameみたい!」
「truthっぽさもある!」

特に前者は死ぬほど見ました。自分がフォローしているしていない関係なく、RTでもたっっっっっっくさん回ってきました。
で、ここでわたしが言いたいのはただ一言だけです。口は悪いですが本当にこれだけです。


「ちげーわ!!!!!!!!!!!」


取り乱しましたすみません。

しかしそもそも、人間が感じた感覚を他人が否定しようというのはとってもナンセンス。だからここでわたしが「Endless Gameぽい!」と感じた方に対して「違う」と述べること自体、本来は間違っていると思います。
でもどうしてもこれだけは譲れない。

「未完」は「Endless Game」には似てない。


いや似てるから…と、それでも言う方はいるでしょう。それはそれで…と、他人に対して興味関心を深く持たずましてや他者が思考を操作しようなど愚かなことと考えている普段のわたしなら言っていることでしょう。
しかーし!何度でも言いますが、今回だけは絶対に譲りません。

では何故まだ手元にもなく、電波に乗ったのは、大人の事情で買い取られた(※金額は不明)枠で流してもらえたラジオと、先行公開されたPVの一部のみの曲に、どうしてわたしがここまで執着するのか?についてです。

 

端的に言いますと、今回のリード曲である「未完」が嵐の曲において最も新しく、尚且つ同系列の前例がない、という話です。

今までの嵐が発表してきた曲を見てみると、色んな種類の曲があります。一番多いのは分かりやすく王道且つ広義的なJ-POPであるという見解は間違っていないと思いますが、その他であげられる要素としては、ヒップホップ、R&B、ロック、辺りが目立つでしょうか。
特にメンバーの翔くんが作詞を手掛けることが多いラップ詞の存在があるので、嵐は比較的ヒップホップやR&Bの要素は強いように見えます。
去年のアルバム「Are you Happy?」のソロ曲に焦点を当ててみれば、大ちゃんの「BAD BOY」なんかは典型的なEDM(テクノ要素が強い気がした)だし、一口に嵐の音楽をJ-POPでまとめようとしても、どうしても細分化したくなってしまって、やや無理があるなあとは感じていました。

アイドルという概念の中で表現活動をしている彼らですが、昔の話を聞いたり、最近のメイキングなんかを見ていていつも思うのは「この人達ってすっごくロックだなぁ」でした。
歌詞の世界観におけるロック要素の神髄、果てはパンクやヒップホップにも繋がる反骨精神的な部分は、彼らが若い頃から今日までずっと、そしてこれからも腹の奥底でその炎を絶やすことなく存在するのだろうと確信しています。し、確信しているからこそ彼らのファンでいられて彼らの活動を今もリアルタイムで追いかけられることが本当に楽しいし幸せですね。

…と、話がやや逸れましたが。
とにかく、嵐の音楽活動に於いて「コレ!」というジャンルの特定をするのは非常に難しいところである、とわたしは思うのです。


だからこそ今までのシングルのように世間一般受けのいい爽やかで明るくていい曲から、ロックで勢いのある曲、メロウラップで纏められたバラード、ダークファンタジーな世界観を感じさせる曲、……例を挙げ始めたらキリがないですが、そんな風に色々な表現の振り幅を見せることが出来てきたのだと思います。

ではこれだけ色々なジャンルの曲を持ち歌として持つ嵐にとって「未完」が本当に新しいのか、ですね。
新しいです。断言してもいいです。新しいジャンルです。


わたしが「未完」を初めて聴いたときに感じたものは、間違いなく既知感でした。
エレクトロ、ダンス、クラシック…、ぱっと聴いただけでもこれだけのジャンルが混在しています。イントロで提示された拍子はわずか16秒で変わり、Aメロ(拍子の取り方が裏拍?)からサビ前が終わるとまたイントロと同じビートを刻んでサビに入る。変拍子に巻き込まれて何が何やら分からぬ内にサビが終わったかと思えば、いきなり弦楽器がメインとなるクラシック(モーツァルト/交響曲第40番第1章)が流れ始め、二番に入る直前にクラシックをバックにシンセが入り込んできて、力強い声、重なるコーラス…目を回している内に、今まで流れていなかったリズムと重低音に翔くんの低音ラップ(わたしはここの音にかなり原点的なヒップホップを感じた。ヒップホップ界で名を馳せたキングギドラ及びK DUB SHINE的な世界観を感じる)…。
この後繰り返されるラストの大サビ部分が、色々なものを目まぐるしく経て辿り着いたときにはもう既に違うものに聴こえはじめていた。

…と、曲の流れを書いただけでも溢れる「ナンジャコリャ」感。わかっていただけるだろうか。
ピンと来ないけど今すぐ確認したい方は「未完」音源を探して聴いてみてください。それか10月18日発売の「untitled」を買ってください!!!!オネシャス!!!!!シャッス!!!!!!!!!!


これだけの曲変化と様々な要素が混在する「未完」が「Endless Game」と同じ訳あるかいな

わたしはそう思いました。「Endless Game」ってちゃんと聴いてみると、シンセがバックで入ってたり力強い「HEY!」の声が共通していたりはするけれど、「未完」ほど変拍子の繰り返しはないし、音楽ジャンルのスラム街(…)でもないんですよ。わりと正統派J-POPなんですよ。そりゃそうだドラマ主題歌だもん。面白かったよね家族ゲーム。好きでした。
だから「Endless Gameっぽい!」という感想に対してはバッキバキに異論唱えたいんです。全然違うから!!と。

 

まあ音楽のジャンルからみる「未完」に対しての分析ってここまでくらいしか出来ないんですけど
ぶっちゃけわたし音楽全然詳しくないし
専門分野として勉強したこともないし
何ならもっと専門的に音楽を勉強している方にご指導いただきたいくらいです。

 

それでも「未完」に対して感じた既知感にもちゃんと理由はあります。
恐らくこれを読んでくださってる方のほとんどが知らないであろう、あるアーティストの存在がわたしに既知感を与えました。

自主的に自分の好きな音楽を探して聴き始めた頃からずっと聴いているアーティストなのですが、その人たちが音楽ジャンルとして掲げて活動していたのが「プログレッシブ」というものでした。詳しいことはググってください。
簡単に説明すると「前衛的音楽」です。

ひとつのジャンルの音楽に縛られることなく、様々な音楽ジャンルが一曲の中に存在すると考えてもらえれば一番わかりやすいかもしれません。
「未完」で言うところの”テクノとクラシック””クラシックとヒップホップ”のように、本来ならあまり一緒にいることの考えにくいジャンルですらもその垣根を越えて今回「未完」という一曲に仕上がっていますよね。それってすごいことだと思いません?
「反骨精神」という共通項を持ちながらもロックの中にヒップホップが入れば「おお…」と思ったりしません?わたしは凄く思っちゃうんですけど

そういった音楽ジャンルの垣根をあまりにも大胆に越えて行った「未完」という曲は、今までの嵐には全く存在しなかったジャンルの曲だと思います。
初めてベイストで聴いたときにはあまりのかっこよさに鳥肌が止まらなかったし、室内でゴロゴロしていたにも関わらずわたしの周りには風が吹いていました。新しい攻めの「嵐」に巻き込まれたんです。間違いないです。

 

どうでしょう。
わたしが提示するところの「未完」と「Endless Game」の違いについて、わかっていただけたでしょうか。

わたしだってまさかデビュー18周年を迎える超国民的アイドルである嵐がプログレッシブというジャンルの曲をアルバムリード曲に持ってくるなんて思ってもみなかったし、「これめちゃくちゃプログレやんけ…………」と気が付いた時には、興奮の余り体中の血液が燃え滾っている感覚すら覚えました。熱き血潮。

エモい、エモすぎるぜ嵐。君たちは沢山の後輩のお手本となる優秀な国民的アイドルじゃなかったのかい。
そんな優等生な嵐が、こーーーーーーーーーーーーーーんなにも攻めの姿勢で提示してきた「未完」が入ってるアルバムなんて、最早期待とかそういう次元の話ではない。
日に日にハードル上げまくってるけど、その上げまくったハードルですら簡単に木端微塵にされそうで武者震いが止まりません。


そもそも「untitled」というアルバム名があんまりにもかっこよすぎて、発表された時に震えました。
ここにきての「untitled」って。あなた…あなたたちは…本当に……………(膝から崩れ落ちる)

(すっごく個人的な考えの話ですが、わたしは作品に「無題」と付ける・付いているのが好きです。本当に何も意味を持たせたくなくて、誰かに推測や想像すらしてほしくない拒絶の「無題」なのか、誰かに名付けてほしいもどかしさで「無題」とつけるのか、それとも深くも軽くもなくただ「無題」と名付けるのか……、想像すればするほど悶えます)

まぁこんな個人的な性癖ゆえの妄想もあって、今年の「untitled」は楽しみで仕方ないです。
「無題」に「未完」を突っ込んでくるって、どれだけ攻めてるんだ嵐は。本当に君たちは素晴らしいな。かっこよすぎるよ本当に!!!最高だぜ!!!!!

 

ここまでのこのエントリを読んで、嵐の「untitled」に興味が出てきたそこの君!
まだ遅くはないぞ、近くの書店やネットショッピングサイトに行って「untitled」をカゴに入れよう!予約しよう!通常版ならまだ予約は余裕があるはずだし、今回はなんとなんと通常盤に4組のユニット曲もついてくるぜ!
是非!!

 

 


早く2017年10月18日になってくれ~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!
頼む~~~~~~~~!!!!!!!!!!

 

「untitled」が待ちきれなくてしんどいオタクでした

 

 

☆おしまい☆